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美味しい珈琲の味わいを深めるカフェインについて

 

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 【美味しい珈琲の味わいを深めるカフェインについて】

【初めに】

こんにちは、みんなも大好きな Coffee、そしてCoffee好きの管理人のMasaです。

皆さんもCoffeeの最高な一杯の思い出はあるでしょう。私もCoffeeとの付き合いもいつの間に長くなってます。Coffeeも毎日何杯も当たり前に飲んでいますが、今回はCoffeeに含まれている成分のカフェインについて色々と気になる事を自分なりに調べたりまとめて少しでもみんなが好きなCoffeeについての参考になればと思います。

【そもそもカフェインとは何か?】

1. カフェインとは カフェインはコーヒー豆、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれてい る食品成分の一つです。カフェインの一日当たりの摂取量と主要摂取源は国や食生活により 異なりますが、コーヒーと茶の 2 つが最も突出した摂取源です。 また、コーヒーや茶葉から抽出されたカフェイン(抽出物)については、清涼飲料水(コ ーラ等)などに苦味料等の用途で食品添加物として使用されています(1)。

https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

引用元:内閣府 食品安全委員会(食品中のカフェイン資料より)

 専門的、具体的な内容が知りたい方は引用元の内容や具体的内容を参考にされてみてはいかがでしょうか?

 

【カフェインはコーヒーなどに含まれる物質です。】

集中力を増進させ代謝を促進させる効果があると認められています。

 

コーヒーの起源説の逸話と言われる「カルディの伝説」※1の時代からコーヒーには頭をスッキリさせ集中力を増進させる働き、効果があると認められてきました。これは、コーヒーに含まれる成分のうち、主にカフェインによる働き、効果によると広く知られてきました。

しかし、カフェインにより「眠れなくなる」「刺激が強すぎる」なども思われている事があります。

カフェインは、コーヒー豆、カカオ豆、茶葉などに含まれるアルカロイド(含窒素化合物)の一つでコーヒー豆の質量の1〜2%に相当するカフェインが含まれます。

 

【カフェインの働きは?】

(1) 刺激性

中枢神経などをソフトに刺激し、集中力を増進させる。特に集中力の落ちてくる昼間など体の動きをよくする効果がある。すっきりと集中して作業ができた、眠気がなくなったなどの効果がこの刺激性の効果によるものです。

 

(2)代謝

エネルギー消費と脂肪の分解を促進する働きがある。血管を拡張して心臓の機能を高めるので血液の循環がよくなります。消化促進や老廃物の排出の助けになります。トイレに行きたくなった事や体が温まる経験をされた方の効果が代謝性の働きによる効果によるものです。

 

  「カルディの伝説」※1とは?】

コーヒーがいつ、どこで発見されたのか?正確なところはわかっていないようです。コーヒーの発祥の地は、人類発祥の地とされる古代アビシニア(現在のエチオピア付近の説は有力です。

エチオピア南部の地名「カーファ」からなまって、「カフェ」になったとも伝えられています。

 

「カルディの伝説」逸話は、山羊飼いをしていた少年が山野を歩きながら詩を作っていました。ある日、山羊笛を吹いても一頭も山羊が戻って来なくて探しに行くと山羊が緑の木の葉と赤い実を食べ、走ったり鳴いたりして魔法にかかったかのように興奮していました。

カルディ少年は、修道院の僧にこの事を伝え一緒に木の葉と赤い実を噛んでみました。すると気分が爽快になり疲れを忘れる事ができたといいます。

その後、修道院の僧全員が実を噛んでみたら、眠気に邪魔されず修行ができたといいます。その為、「眠らない修道院」と知られたそうです。

これがコーヒーの起源として有名な一つ「カルディの伝説」です。

 

 【カフェイン含有率は?】

カフェイン含有量(可食部100g中、浸出液100ml中)

【嗜好飲料】【カフェイン】浸出液100ml 【浸出方法】

緑茶(不発酵茶) 

玉露    160mg(0.16%)          10g/60℃60ml,2.5分

・煎茶                20mg(0.02%)   10g/90℃430ml,1分

・番茶                10mg(0.01%)   15g/90℃650ml,0.5分

・ほうじ茶         20mg(0.02%)   15g/90℃650ml,0.5分

・玄米茶            10mg(0.01%)   15g/90℃650ml,0.5分

 

(半発酵茶)

・ウーロン茶  20mg(0.02%)   15g/90℃650ml,0.5分

 

(発酵茶)

・紅茶     30mg(0.03%)   5g/熱湯360ml,1.5〜4分

 

(その他)

コーヒー       60mg(0.06%)    粉末10g/熱湯150ml

・麦茶                0 

 

文部科学省日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)より

 

・ エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料(清涼飲料水)  

 32〜300mg(0.03%〜0.3%)(製品1本当たりでは、36~150 mg)

製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる

農林水産省ホームページ

 

【カフェインの過剰摂取の注意】

カフェインは、体へのさまざまな効果や効能があると言われていますが一方で過剰摂取による注意喚起も農林水産省から発表されております。

またカフェインの摂取に関しては、国際機関等からのアドバイス、注意喚起がされています。

www.maff.go.jp

 

世界保健機関(WHO)

カフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3~4カップまでにすることを呼びかけています。

http://www.euro.who.int/__data/assets/pdf_file/0020/120296/E73182.pdf

米国

保健福祉省(DHHS)及び農務省(USDA)による2015年の栄養ガイドラインに関する科学レポートでは、健康な大人では、適正なカフェイン摂取、すなわち1日当たり3~5カップ又は1日当たり400 mgまで、であれば心血管疾患などカフェインの慢性的毒性のリスクは増加しないとしています。
一方、カフェインをお酒(アルコール)と一緒に摂取した場合の健康影響について懸念を示しており、アルコールとエナジードリンクを一緒に摂取するべきでないとしています。

health.gov

米国疾病予防管理センター(CDC)は、エナジードリンクとアルコールを混ぜて飲むことの危険性に関して、注意喚起しています。
エナジードリンクとアルコールを混ぜて飲むと、エナジードリンク中のカフェインがアルコールによる機能低下を隠してしまいます。なお、カフェインはアルコールの代謝に影響しません。呼気中のアルコール濃度を低下させることもありません。
カフェイン入りのエナジードリンクをお酒(アルコール)と混ぜて飲むと、アルコールだけ飲んだ場合に比べて3倍飲み過ぎた状態になります。

www.cdc.gov

欧州

欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。
大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、これから、体重70 kgの大人であれば、1回当たり200 mgのカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。
妊婦及び授乳婦については、習慣的なカフェイン摂取に関し、1日当たり200 mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。
子供については、長期的・習慣的なカフェイン摂取に関する研究が少なく不確実性が残るものの、大人と同様、3 mg/kg体重/日であれば悪影響が見られないと推測されるとしています。 

www.efsa.europa.eu

 

 カナダ

2003年に食品中のカフェインについてレビューした結果から、以下の推奨摂取量を定め、2010年に消費者向けに注意喚起しています。

4~6歳の子供では、1日当たり45 mg
7~9歳の子供では、1日当たり62.5 mg
10~12歳の子供では、1日当たり85 mg
(コーラは、355 mL缶(12オンス)1~2缶まで)
妊婦や母乳で保育している母親は、1日当たり300 mg
(コーヒーは、237 mL(8オンス)カップで2杯まで)
健康な大人は、1日当たり400 mg
(コーヒーは、237 mL(8オンス)カップで3杯まで)

www.canada.ca

また、2015年12月にエナジードリンクについてリスク評価を行い、典型的なエナジードリンクについて、大人では1日当たり2本までであれば、健康への悪影響の懸念はないとしつつも、子供ではカフェイン摂取を抑制するべきとしています。

www.canada.ca

豪州・ニュージーランド

 2014年にカフェインについてのウェブページを公表しています。
一日許容摂取量(ADI)などのガイダンス値は設定されていないとしつつも、カフェインの作用のひとつである不安作用(Anxiety level)から、子供では、3 mg/kg体重/日 を指標としています。5~12歳の子供では、1日当たり95 mg(コーラ約2缶)、大人では210 mg(インスタントコーヒー約3カップ)に相当するとしています。

www.foodstandards.gov.au

食品安全委員会

食品中のカフェインについて情報提供するためファクトシートを公表しています。

https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf

 

厚生労働省

清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰摂取しないよう、Q&Aで注意喚起しています。

www.mhlw.go.jp

 実際にあったカフェイン中毒のニュース

www.news24.jp

【コーヒーのQ&A】 

体に美味しいコーヒーですが、美味しく飲むためにもカフェインの過剰摂取による影響ももちろんですが、気になる事ってあると思います。コーヒー好きな自分自身も確認の為気になる質問を回答して解決したいと思います。YAHOO!知恵袋での質問を参考に解決したいと思います。

 

 ⑴コーヒーは心臓に悪い?

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

コーヒーを飲むと心臓がドキドキして心筋の影響がないのか心配と言う方もいらっしゃると思います。実は、コーヒーと心臓病の関係性は今までかなりの研究がされてきました。

現に街におしゃれなCafeや多くのコーヒーショップが多くの年齢の方から、世界中でも多くの人が好きなコーヒーSHOPが数多くありますし、スーパーやコンビニでもコーヒーを購入する事ができます。

結論から言いますとコーヒーそのものが心臓病を起こしやすくさせる要因ではないと言われています。心臓病を起こしやすくすると疑われたり原因があるのではと言われたりしましたが、コーヒーが好きな方やコーヒーを多く飲む人に喫煙者が多く、脂肪を摂取する事も多い傾向が影響してそれが心臓病への影響をしていた事がわかっています。

答え 心臓には直接は悪くない。

 

(2)妊娠中にコーヒー、カフェインはいいの?

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

妊娠中のコーヒーを飲む事について気になりますよね。イギリスコーヒー科学情報センターのコーヒーと健康に関する調査によりますと、コーヒーを好む母親の子供に流産、早産、未熟児、奇形児など多かったという報告はありません。

世界保健機構(WHO)によると、「妊娠女性のコーヒー飲用と胎児の発育との間の相関関係を示す証拠は全くない」と発表されています。

答え 妊娠女性への報告や胎児、発育との相関関係を示す証拠は全くない。

 

(3)コーヒーは大人じゃないとだめか?

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

コーヒーのイメージでも大人の飲み物と思っている人は51.4%もいましたが、実は小学校の頃にコーヒーを飲んだ事があるという人は24%もいます。日本ではコーヒーが子供に悪いという先入観や固定観念がありますが、実際には健康や成長への悪影響はなく家族全員で楽しめる飲み物です。ブラックや加糖、ミルク量など苦味酸味を緩和する飲み方を考える事を楽しむのも良いと思う。

「1994年第7回調査:コーヒーの需要動向に関する基本調査」より

答え 子供でも悪影響はないが、カフェインなどの摂取の子供の適量を十分考慮する事が大事である。 

【まとめ】

コーヒーにはカフェインの影響でさまざまなネガテイブなイメージを持たれている方もいらっしゃいます。最近では、コーヒーによる健康への効果や脂肪を減らしたり代謝を高めたりととても良いイメージを聞くようになってきたように思います。

コーヒー好きな自分は、毎日コーヒーを飲んでいますが、こちらの記事ではカフェインについて書いてきました。お茶や紅茶、エナジードリンクや清涼飲料など日常の飲み物の中に含まれている事がわかったと思います。

必要な量や正しい飲み方を知る事で美味しいコーヒーを安心して飲んでもらいたいです。